...私達(わたくしたち)の間(あいだ)をつなぐ霊的(れいてき)因縁(いんねん)は別(べつ)と致(いた)しましても...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ちょうどフィルムをつなぐようにつなぐことができれば...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...振切って、横っ面を、一つなぐって、逃げてやろう、と思った...
直木三十五 「南国太平記」
...東京にてはいよ/\米の配給なくなり粗惡なるパンにて人民露命をつなぐやうになりしとの噂あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...それにただ命をつなぐ糧(かて)さえあれば...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...目を牢獄につなぐといふ様な思ひ切つた新らしい表現法は当時から晶子さんの専売で誰も真似さへ出来なかつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その二つを雪でつなぐのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二つの邸宅をつなぐ通路は見つからなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...(一)我が日の本の帝国の 国をば富ます第一は二寸の虫の吐き出づる 白き生糸と知られける(二)遠くは昔神代より 伝へ/\て三千年蚕の糸も集まれば 国の命をつなぐなり(三)生糸の光沢かゞやきて 光は及ぶよろづ国重なる産地数ふれば 長野に愛知群馬県(四)養蚕の業は古くより 御国を富ます業なるぞ国を思はん者は皆 勉め励めよ養蚕を(大正十二・三・一一)...
槇村浩 「養蚕の歌」
...アッという間に五つ六つなぐりつけだ...
正岡容 「寄席」
...これを車の後につなぐことを命じ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...よく世界の一方の隅ともう一方の隅とをつなぐものだということを知っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...背骨の関節をつなぐ軟骨が溶けて...
山本周五郎 「季節のない街」
...生命を助かる道から生命をつなぐ道へという差し詰まった問題から...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そして過去と未来をつなぐ一すじの道に...
吉川英治 「三国志」
...手をつなぐように...
吉川英治 「神州天馬侠」
...客人(まろうど)の駒をつなぐ厩(うまや)なども清めたろうな...
吉川英治 「平の将門」
...南下の途にある総督軍とをつなぐ一縷(る)の希望ですが……その谷村計介が変装して鎮台を脱出してからも早(はや)一月の余にもなるが...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索