...卓上のマイクを艇内全室へつなぐと...
海野十三 「怪星ガン」
...運動はわずかに生命をつなぐ労働者の零細な金によって維持されている...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...與太郎の頭を一つなぐりつけました...
竹久夢二 「たどんの與太さん」
...やまざきをつなぐ線に沿うた地方であっていにしえはおそらくそちらの方が本道であり...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...離れと母屋(おもや)とをつなぐ廊下を勢よく行つたり来たりして遊んでゐるのを...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...子供にたいする愛が二人をつなぐ糸だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「である」「でない」という繋辞(コプラ)をもってつなぐのである...
中井正一 「映画のもつ文法」
...表象と表象をつなぐ「である」「でない」の繋辞(けいじ)(コプラ)をもっている...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...親分」母屋と離屋をつなぐ廊下の真ん中に坐って何やら蠢(うごめ)く姿が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分を若者の現在と未来をつなぐ一本の糸だとみなしたのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...欧亜をつなぐ茶の隊商の生活を知る唯一の文献だとされ...
久生十蘭 「新西遊記」
...そのコソ泥の名前は?」「その卑怯者は閣下の友人のグレイトリム伯爵ですよ」二つの建物をつなぐ扉でムーアが実験するまで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...三百何十人かの生命をつなぐために――ですよ...
本庄陸男 「石狩川」
...馬をつなぐ筈のところの梶棒を持ちあげたぢやないの...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...それ世は泪(なみだ)雨と時雨(しぐれ)と里東(りとう)雪舟(そり)に乗る越(こし)の遊女の寒さうに野径(やけい)壱歩(いちぶ)につなぐ丁百(ちょうひゃく)の銭(ぜに)乙州(おとくに)とある中の句で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...山を縫い村落をつなぐ北国街道も一すじの帯のように眼で辿(たど)れる...
吉川英治 「新書太閤記」
...舟と舟をつなぐ不思議な捕縄!それは渦に巻かれ込みながら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの丘から堤をつなぐ」「たいへんだなあ」「元よりここは道場だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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