...そこへボートをつなぐと...
海野十三 「恐竜島」
...それらをつなぐもつれた針金のような鉛筆の跡が走りまわっていた...
海野十三 「地獄の使者」
...離れと母屋(おもや)とをつなぐ廊下を勢よく行つたり来たりして遊んでゐるのを...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...このような切れ切れの絵と絵をつなぐ詞書(ことばが)きがなかったら...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...――――――――かたへにたてる若人の汀につなぐ舟一葉浮世の波に漕ぎいづる名殘は盡きず今更に分ちかねたる袖の上涙も露もしげくして...
土井晩翠 「天地有情」
...之を科学的概念をつなぐ合理的核心から区別するものは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...機関車を思想につなぐはいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...詩句と詩句をつなぐものは...
中井正一 「カットの文法」
...映画のカットをつなぐ...
中井正一 「カットの文法」
...その読者の頭をつなぐ共通なものが...
夏目漱石 「おはなし」
...二棟をつなぐ扉だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...二つの邸宅をつなぐ通路は見つからなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...明日からは犬は鎖につなぐことにして...
牧野信一 「創作生活にて」
...正しい詩人は舌をひっこぬかれると聞いたわたしらはなお聞いた―――資本をつなぐ軍部と軍閥の鉄道の上にひっこぬかれた詩人らの舌がわたしらの故郷の海のさん/\たる珊瑚珠のように...
槇村浩 「異郷なる中国の詩人たちに」
...(一)我が日の本の帝国の 国をば富ます第一は二寸の虫の吐き出づる 白き生糸と知られける(二)遠くは昔神代より 伝へ/\て三千年蚕の糸も集まれば 国の命をつなぐなり(三)生糸の光沢かゞやきて 光は及ぶよろづ国重なる産地数ふれば 長野に愛知群馬県(四)養蚕の業は古くより 御国を富ます業なるぞ国を思はん者は皆 勉め励めよ養蚕を(大正十二・三・一一)...
槇村浩 「養蚕の歌」
...これを失っては我々はもう手をつなぐことも知り合うこともできない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...両家をつなぐ動脈の一道を...
吉川英治 「新書太閤記」
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