...つなぎとめてあった綱を切断したのでしょう...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...すゐれんの花をつなぎ合せて花の着物をこしらへて...
鈴木三重吉 「星の女」
...半紙三枚くらいをつなぎ合わせた即製の「川通りもち」の旗が店先につり下げられたものである...
薄田太郎 「広島という名の由来」
...それがそだつあいだのつなぎには今あげた品のほかのいろいろな代用品を用いることができるのを知った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かみさんは麻(あさ)つなぎの内職をして居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...なお世人の心をつなぎ止めている所以は...
戸坂潤 「読書法」
...どこにもつなぎ止められないで勝手に放浪することのうちに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしはをぢさんの帯と自分の帯とをつなぎ合はせて...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...モンパルナスのいない間にブリュジョンがつなぎ合わせた綱を彼に渡した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私の心の中に私をつなぎ止めてる一筋の綱があります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「こりや酷いや松葉つなぎでもいゝね...
長塚節 「商機」
...それまでの食いつなぎのために...
原民喜 「永遠のみどり」
...曾て或る愚なる新聞記者はわが作品の二三をつなぎ合せて我が半生の詐(いつは)りなき告白なりと思ひ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...調査した実際と想像とが文学の現実以前のままのありようでつなぎ合わされていた...
宮本百合子 「「結婚の生態」」
...かれらは川岸の柳に馬をつなぎ...
山本周五郎 「風流太平記」
...淵は今「みづすまし」の美くしい命の「渦巻つなぎ」に満ち...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...数珠(じゅず)つなぎに...
吉川英治 「上杉謙信」
...大高(おおだか)の二城をつなぎ...
吉川英治 「新書太閤記」
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