...みすぼらしい小舟がつなぎもせずに乗り捨ててあったり...
伊藤野枝 「転機」
...その機をのがさずAは前後車の接続器をつなぎ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...じょうぶな鉄鎖(てつぐさり)でつなぎ...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...天と地とのつなぎをへだてゝしまふ何處かへ蜂が巣を替へて仕舞つた跡のやうに一つも聞えなくなる...
千家元麿 「自分は見た」
...濃い藍鼠(あいねずみ)に薄く茶のしっぽうつなぎを織り出したお召の羽織を着てやって来たのだが...
近松秋江 「うつり香」
...その首をまたつなぎあわしてもみましょう」チロの国その夜...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...その間のつなぎに借金をするのだと...
豊島与志雄 「程よい人」
...私の心の中に私をつなぎ止めてる一筋の綱があります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また手をつなぎ合って...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬を庭の木につなぎながらきいた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...なんとかして大池の命をつなぎとめることだ...
久生十蘭 「肌色の月」
...手をつなぎ合ふと...
牧野信一 「サンニー・サイド・ハウス」
...馬は車体の背後につなぎ直されて...
牧野信一 「山を越えて」
...僕らはその下で手をつなぎ合ってぐるぐるまわったり歌ったりする...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...敵府脱出――つなぎ烽火(のろし)の警報に...
吉川英治 「上杉謙信」
...おもなる者五人を数珠(じゅず)つなぎにし...
吉川英治 「私本太平記」
...珠数(じゅず)つなぎに...
吉川英治 「平の将門」
...つなぎ目は密着してナイフの刃も入らぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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