...頸(くび)のまわりに花を持った一つづりの草をぶら下げていた...
芥川龍之介 「彼 第二」
...お話(はなし)の前後(ぜんご)をつづり合(あ)わせると...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...あのことばのつづりどおりに...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...……ところであのときの記録綴(つづり)を見せて貰いたいんだ...
海野十三 「断層顔」
...亜米利加(アメリカ)式の綴(つづり)にあるし...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...昔の小説家は自分で繪を描き、文章をつづり、子持枠までつけて、己れのイメーヂをこんな具體的な形で、たのしく描いたのであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...大きな楽譜がイタリー歌曲のひとつづりとともに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いかなるつづりをもってしても...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なれた目で見ると往々つづりの誤りが見い出された...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...広告文をつづり、新聞の翻訳をし、出版物に注を入れ、伝記を編み、その他種々のことをやった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」このヘルクルという語(訳者注 Hercle 即ちヘラクレス神の名の一種のつづり)はガヴローシュの注意をひいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...されど小説にかきつづりて世に伝へんとする好事家(こうずか)もなかりしかば化けて出る噂もほどなく消えてしまひけり...
永井荷風 「桑中喜語」
...つづり合わせてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後二人は夫婦となりて安楽に暮らしをるさまをかくはつづりしなめり...
正岡子規 「俳諧大要」
...関係もないことをただ文学的につづり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あきらめのない心わが子のあらんには夏はすずしき軽井沢にもつれゆきひとの子におとらぬ衣をば着せんものこころなき悪文をつづり世過ぎする我のいまは呆じたるごとき日をおくるもみな逝きしものをあきらめかねるなり...
室生犀星 「忘春詩集」
...樹深くして木の実は珠をつづり...
柳田国男 「雪国の春」
...厚さ二寸位の西洋大判罫紙(フールスカップ)の綴込(つづりこ)みを抱え出すと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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