...譚の言葉は僕の耳に唯(ただ)一つづりの騒音だった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...ことしも亦(また)筑波(つくば)おろしの寒きに琥珀(こはく)に似たる数朶(すうだ)の花をつづりぬ...
芥川龍之介 「臘梅」
...家にいて「綴方(つづりかた)教室」を読了し...
太宰治 「正義と微笑」
...洋間で宿題の綴方(つづりかた)を書いていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...言葉をつづりつづり申しました...
塚原健二郎 「海からきた卵」
...『草の実』の中の綴方(つづりかた)を...
壺井栄 「二十四の瞳」
...大かた毎日」いつかコトエは綴方(つづりかた)に書いていた...
壺井栄 「二十四の瞳」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...昔の小説家は自分で繪を描き、文章をつづり、子持枠までつけて、己れのイメーヂをこんな具體的な形で、たのしく描いたのであらう...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...綴字(つづりじ)はめちゃくちゃだったし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なれた目で見ると往々つづりの誤りが見い出された...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...広告文をつづり、新聞の翻訳をし、出版物に注を入れ、伝記を編み、その他種々のことをやった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この事を小説につづりて文名を世界に馳(は)せしめき...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...その「印象のつづり合わせ」や「単なる興奮と感傷」に満足しないで...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第六巻)」
...赤札の張ってある一綴(ひとつづり)の書類がある...
森鴎外 「あそび」
...日本語の羅馬綴(ローマつづり)であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...それは五寸ぐらいの高さに積み重ねてある原稿紙の綴込(つづりこみ)で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...厚さ二寸位の西洋大判罫紙(フールスカップ)の綴込(つづりこ)みを抱え出すと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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