...なんのおつつがもなく御指揮に当っておられる...
吉川英治 「上杉謙信」
...帝は玉体につつがもなく...
吉川英治 「三国志」
...おつつがもなく」「オオ...
吉川英治 「三国志」
...――と、水辺の楊柳の蔭から手をあげて、「ご主君、おつつがもなく、お帰りでしたか」と、呼ぶ人がある...
吉川英治 「三国志」
...で、ここへ来ての挨拶にも、充分に心のなかで、その注意を構えていたのであるが、先方の秀吉自身が、いっこうむかしの藤吉郎と変りのない会釈なので、このつぎ穂が継(つ)がないように、二人とも、何かあわてて、「やあ、これは」といってみたり、また、「その後は、おつつがもなく、大慶至極で――」などと改まって、席を辷(すべ)るなり、慇懃(いんぎん)の礼を執ってみたりしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...おつつがもなく――」「真ッ黒にはおなりなされたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...「おつつがもなく」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...おつつがもなく」「ご祝着に存じ上げます」留守居衆が出揃うて...
吉川英治 「茶漬三略」
...おつつがもなく」「して...
吉川英治 「源頼朝」
...「おつつがもなくて...
吉川英治 「源頼朝」
...お噂を耳にするは常々ながら、ご健勝のていを見て、よろこばしゅうござる」佐渡がいえば、「御老台にも、愈」と、幸村は、客の恐縮がるままに寛(くつろ)ぎを示して、「御主人、忠利(ただとし)公には、おつつがもなく、先頃は江戸表より御帰国とのこと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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