...彼女の方から明智を訪ねるというのも辻褄(つじつま)が合わない」それを考えると少し安心が出来た...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...つじつまがあわないとは思わぬかね...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...時間の点なども辻褄(つじつま)が合っていた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ただいかにももっともらしくその場限りのつじつまが合っているということが大切なのである...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...庸三の感じに映ったあの時の事象の辻褄(つじつま)を合わせるのに...
徳田秋声 「仮装人物」
...自分で勝手な辻褄(つじつま)を合わせてみたりしたものだったが...
徳田秋声 「縮図」
...どうもそれではつじつまが合わない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そう来なくっては辻褄(つじつま)が合わん...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...どうも君じゃ辻褄(つじつま)が合わな過ぎると思ったよ...
夏目漱石 「明暗」
...物事ははつきり言はないと辻褄(つじつま)が合はねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無理に辻褄(つじつま)を合せれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しでも辻褄(つじつま)が合うことならどんなことでも...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...きょうに限ってリザヴェッタはとかくに辻褄(つじつま)の合わないような返事ばかりするので...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...一寸(ちょい)と辻褄(つじつま)が合(あっ)て居ます...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...たしかに私も自分ひとりのつじつまを合わせるのに熱中して...
山川方夫 「演技の果て」
...なお辻褄(つじつま)の合わないのはその中に吉岡憲法がいる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...「こんな所でお目にかかろうとは不思議なご縁でございます……私はまさかあなた様とは思いませんでしたの」言葉の辻褄(つじつま)を失っているのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...一応前後のつじつまが合うように考えられるが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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