...それにくらべれば地上を這いつくばうちっぽけな列車は槍の穂の芒(のぎ)にすぎない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...河野はそのまま土の上につくばうようにした...
田中貢太郎 「神仙河野久」
...も少しで見苦しく這(は)いつくばうところだった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...這いつくばうような恰好で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...誰でも自分の足許(あしもと)に這いつくばうものに向って傲然として投げつける...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...己に金を儲(もう)けさせてくれるものの前には這いつくばう...
森鴎外 「雁」
便利!手書き漢字入力検索