...這(へ)えつくばいの乞食になって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...雑草のかげにつくばいながらじっとその灯(ひ)を見上げていると...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...つくばいの吸込みの小さな穴へもぐってしまった弁慶蟹の子が...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...ドアの外には真っ赤な肩掛けのジプシーの老婆が這(は)いつくばいながら...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...『客主人ひかえのあとに集め石 ゴロタ履ぬぎ 鞍馬 つくばい』とあるそうだが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...つくばいつれづれ草に水は浅いほどよいと書いてある...
室生犀星 「庭をつくる人」
...わたくしは蹲跼(つくばい)(石手洗い)というものを愛している...
室生犀星 「庭をつくる人」
...つくばいが相応に立派なものだったら百畳の竹をうしろに控えていても...
室生犀星 「庭をつくる人」
...主としてつくばいは朝日のかげを早くに映すような位置で...
室生犀星 「庭をつくる人」
...瑞雲院の庭のつくばいは二方の踏石から辿ることになり...
室生犀星 「庭をつくる人」
...つくばいは飽迄自然石を穿ったもので水鉢の磨きも叮嚀に寂然たるものでなければ面白くない...
室生犀星 「庭をつくる人」
...赤日石林気というのも又つくばいの銘でなければならない...
室生犀星 「庭をつくる人」
...竹 (矢竹或いはしの竹) 五百本飛石(拍子木二本をふくむ) 五十枚すて石 三つ茶庭燈籠(利休がた) 一本つくばい(一つは大きく別ののは小さく) 二鉢山土 十車そして植木屋手間賃五十人分二百円は例外である...
室生犀星 「庭をつくる人」
...)つくばい、二鉢、百円...
室生犀星 「庭をつくる人」
...つくばいは手頃なのが一つでいいのであるが...
室生犀星 「庭をつくる人」
...つくばいもその頃のなじみである...
山本周五郎 「新潮記」
...供をする者たちは列をなしてつくばい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...竹童(ちくどう)にちがいない」蛾次郎(がじろう)は犬つくばいにようすをながめて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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