...ぎゅッと魔法つかいのながい黒ひげをつかむがはやいか...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「旅なかま」
...それは即座に耳朶(みみたぶ)をつかむので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...三根夫のかぶっているお面の両耳をつかむと...
海野十三 「怪星ガン」
...赤石の倒れていたという疑問の花をつかむと...
海野十三 「爆薬の花籠」
...もう二つの肉塊は汗にまみれてつかむ手がすべるほどテラテラしていた...
江戸川乱歩 「影男」
...両手で空(くう)をつかむ様にして...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...懐にした片手で痩せた肋骨のあたりをつかむようにした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...少なくもアインシュタインの把握(はあく)しているごとくこの原理を「つかむ」事は必ずしも可能でない...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...すめらかむつかむろぎかむろみのみこともちて...
豊島与志雄 「霊感」
...』と殆どあつかむような口気で答える...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私達は幸運をつかむんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼が寝台の柱の一つをつかむと...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...三田は手拭をひつつかむと...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...モンテーニュの隠棲論の真意を一そうよくつかむことができよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ネズミをひっつかむがはやいか...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ネコとネズミのいっしょのくらし」
...赤い縮緬(ちりめん)の襟裏(えりうら)をつかむや否...
吉川英治 「江戸三国志」
...雲をつかむような夜光の短刀の捜索にそろそろ退屈をおぼえております...
吉川英治 「江戸三国志」
...描かれるものの性質を確実につかむことによって...
和辻哲郎 「院展遠望」
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