...かくし持っていた竹の杖(つえ)をつき...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...」こんなことを、こまごまとかいて、それをねえさんが清書(せいしょ)をし、お母(かあ)さんが、つえをついて、とぼとぼと役所(やくしょ)まであるいていってさしだしました...
高山毅 「福沢諭吉」
......
武田祐吉 「古事記」
...永観堂(えいかんどう)辺ニ杖(つえ)ヲ曳(ひ)イテ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...旅客の(つえ)をとどめさせる...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...左(ひだり)へ折(お)れたところに応接室(おうせつしつ)か喫煙室(きつえんしつ)かといふやうな部屋(へや)の窓(まど)の戸(と)が少(すこ)しあいてゐて人影(ひとかげ)が差(さ)してゐたが...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...苟且(かりそめ)にも血液(けつえき)の循環(じゆんくわん)が彼等(かれら)の肉體(にくたい)に停止(ていし)されない限(かぎ)りは...
長塚節 「土」
...無理に肘(ひじ)を杖(つえ)として...
夏目漱石 「思い出す事など」
...ショベルを杖(つえ)にストーブのそばへ立っていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...当時母上の戯(たわむ)れに物せし大津絵(おおつえ)ぶしあり...
福田英子 「妾の半生涯」
...ちやうど石の間に生えた雜草のやうに執拗(しつえう)に生長して行くのである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...奪衣婆(だつえば)の手に渡してしまったのじゃ! ふ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...笠(かさ)やら杖(つえ)やらかいがいしい出立(いでた)ちをしているのが...
森鴎外 「山椒大夫」
...杖(つえ)を曳(ひ)き背に琴を負って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...かたわらの藜(あかざ)の杖(つえ)をにぎりとって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...村では活閻羅(かつえんら)ともアダ名のある末弟の阮(げん)小七...
吉川英治 「新・水滸伝」
...裁縫師(さいほうし)の侯健(こうけん)と薛永(せつえい)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大津絵(おおつえ)をひさぐ室井半斎(むろいはんさい)の店である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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