...ついには消えてしまった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...ロセツの申出はついに行(おこな)われざりしかども...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...ついに一度もあの醜い戦闘帽というものを持たずにすんだが...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...ついに酌婦を招いて悪巫山戯(わるふざけ)をする...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...たぶん諸君はついに地球の内部に降りていくべき「シムスの穴」〔ジョン・シムス(一七八〇―一八二九年)は地球が中空で両極に穴があるという説を立てた〕を発見するかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ついに人事を尽くし果たして後...
永井隆 「長崎の鐘」
...ついに盗人(ぬすびと)と...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにこっちを向かなかった...
夏目漱石 「行人」
...私はついに彼の気分を落ち付けるのが専一(せんいち)だと考えました...
夏目漱石 「こころ」
...一生に一ぺんのご恩がえしだ」ついに牛は...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...しかしながらわれわれはついにここまできた...
久生十蘭 「だいこん」
...ついに何らの手懸かりも得られなかった...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...ついに図らざる利益を得たることにして...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...ついに不明のまま...
山本周五郎 「青べか物語」
...ついには共倒れとなるのが歴史的通例である...
山本周五郎 「季節のない街」
...介はついに一言も正成へ追い打ちかけてみることも出来ずにしまったばかりでなく...
吉川英治 「私本太平記」
...ついに一門をひらいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...ついに克(か)ち得た恋の冠(かんむり)ではないか...
吉川英治 「親鸞」
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