...傍(かたわら)の衝立(ついたて)の方を向きながら...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...辷る衝立(ついたて)で分たれるに過ぎぬが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...衝立(ついたて)――お輕(かる)が下(お)りさうな階子(はしご)もある...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...そのほかには隅に背の高い衝立(ついたて)が一つあるばかり...
海野十三 「見えざる敵」
...入ったすぐのところに大きな衝立(ついたて)があって...
海野十三 「什器破壊業事件」
...支那製の螺鈿(らでん)の衝立(ついたて)が前に飾ってあるから...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...その周りを衝立(ついたて)で囲って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...枕もとの衝立(ついたて)の陰に一時間ばかり坐っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...衝立(ついたて)のように窓ガラスを張りつめて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...衝立(ついたて)を一つ置いて小道具...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこに飾ってあった墨絵の鶴の衝立(ついたて)の前に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...やがて衝立(ついたて)の向うに...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...衝立(ついたて)の蔭の椅子にかけて居た可愛らしい女給は...
野村胡堂 「古城の真昼」
...衝立(ついたて)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...東洋風に縫取(ぬいとり)の施してある衝立(ついたて)などが下されました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...そこの畳に黒塗りぶちの大きな衝立(ついたて)がたっている...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...その部屋には一つの衝立(ついたて)と箪笥と姿見と...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...あの衝立(ついたて)の蔭で...
吉川英治 「松のや露八」
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