...同家(ひとついえ)に二階住居(ずまい)で...
泉鏡花 「霰ふる」
...矢張りお上にも無駄な費(ついえ)と云ふものはいるものだなあ...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...流血の夢想がついえた俺は...
高見順 「いやな感じ」
...武強いっぺんのおかたとばかりみえましたかついえ公までがやさしい恋をむねにひそめていらっしゃいましたとは...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...かついえ公はたいそう御りっぷくなされたそうでござりますが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...かついえ公ともあろうおかたが此の期(ご)になってめゝしいこともなさるまいから...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...油紙の費(ついえ)二両ばかり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...余麻布に移りて空地と坂崖等「日和下駄」の中に書き漏したる処多きを知り未だ移居の費(ついえ)を悔(くゆ)るに暇(いとま)あらざるなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...柴田権六勝家(しばたごんろくかついえ)が間者...
吉川英治 「神州天馬侠」
...自分が柴田勝家(しばたかついえ)の家中(かちゅう)であることなどは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ふたたびこの北(きた)ノ庄(しょう)へご凱旋(がいせん)はなりますまい」「ウーム……」勝家(かついえ)も愚将(ぐしょう)ではない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...諜者(ちょうじゃ)が入りこんでいたと?」勝家(かついえ)をはじめ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なるほど……」勝家(かついえ)の面(おもて)がすこしやわらいだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...上部八風斎(かんべはっぷうさい)のつかえる柴田権六勝家(しばたごんろくかついえ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弔合戦(とむらいがっせん)をやるべく意気ごんでいた柴田勝家(しばたかついえ)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...柴田修理勝家(しばたしゅりかついえ)が一字をとり...
吉川英治 「新書太閤記」
...翌元亀(げんき)二年のときは宿将勝家(かついえ)が負傷し...
吉川英治 「新書太閤記」
...第一に指を屈すべきは柴田勝家(しばたかついえ)であるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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