...いささか湿めっぽい感じでいたところ...
上田広 「指導物語」
...ひどくおこりっぽい感情のはげしい男だったのを思いだして...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...熱っぽい身体からは...
梅崎春生 「黄色い日日」
...うれしいわ」という甘ったるい桂子の色っぽい声...
田中英光 「野狐」
...ましてナオミは非常に飽きっぽいたちで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...艶(つや)っぽい歌を詠(よ)み...
田山花袋 「少女病」
...長くて黒っぽい彼の髪は...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...例の怒りっぽい性質からと言うだけでは不十分だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...粗末な黒っぽい着物の女が...
豊島与志雄 「立枯れ」
...「親分」ガラッ八も妙に涙っぽい眼で平次を見上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その艶っぽい張りきった調子は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何もかも黒っぽい色で...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...窓の外に白っぽい霧が濛々と立罩めていた...
松本泰 「日蔭の街」
...間もなく、長二郎もお初も御用になって、男の方は、首の座が飛ぶところを、侠気(きょうき)の点を酌量(しゃくりょう)されて佐渡送り――お初は、一年あまり、牢屋ぐらしをして、出て来たのだったが、それ以来、彼女は一生かえれぬところへ送られた情人の渡世に転向して、やがて、押しも押されもせぬ女賊となり、変幻の妙をきわめて、男の手下を養い、おれ、の、てめえ、の、というような、荒っぽい調子で、鬼をあざむく奴等をこきつかっているわけだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...つぐみはやや大きい黒っぽい鳥で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...遅れまいとして熱っぽい翼際の骨のほてりまでが見え...
室生犀星 「陶古の女人」
...フランス第一の怒りっぽい人*について(これはやはり欠点だけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近松の心中物や西鶴本に堅牢地神を誓に立てなどとあるような艶っぽい問題は...
山本笑月 「明治世相百話」
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