...ちょろちょろと御入来...
宇野浩二 「でたらめ経」
...小さな女中がまたちょろちょろと現われて板の間に膝をついた...
梅崎春生 「風宴」
...こっちへちょろちょろと走りまわっているのを見た...
海野十三 「金属人間」
...酒はこの穴を通して盃の台の中にちょろちょろと流れ込んでしまった...
海野十三 「大使館の始末機関」
...ちょろちょろ音がして上から水が落ちて来た...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...君はまさしく安易な逃げ路(みち)を捜してちょろちょろ走り廻っている鼬(いたち)のようです...
太宰治 「風の便り」
...耳朶(みみたぶ)をちょろちょろとくすぐりながら通るのは...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...はじめ軒端を伝って、ちょろちょろ、まるで鼠のように、青白い焔が走って、のこぎりの歯の形で、三角(さんかく)の小さい焔が一列に並んでぽっと、ガス燈が灯(とも)るように軒端に灯って、それから、ふっと消える...
太宰治 「春の盗賊」
...脚下(あしもと)で黒い小さなものがちょろちょろと動くので...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...ちょろちょろと出て来て...
田中貢太郎 「怪人の眼」
...胸の中で小さな火がちょろちょろ燃えはじめた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...昼間でもちょろちょろ茶の間に顔を出したりした...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...ちょろちょろした流れで...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...水道がちょろちょろ出ているのであった...
原民喜 「夏の花」
... ちょろちょろ わらわら ネズミさんたちが とびだしてきて...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...廊下にガスの炎がちょろちょろ燃えている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...それに全体にゆきわたる様に次ぎ次ぎにちょろちょろと水を落す...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...門口にはちょろちょろと澄んだ水が流れて...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索