...肥(ふと)った三歳(みつつ)ばかりの男の児がちょこちょこと電車線路へ歩いて行く...
石川啄木 「詩」
...ちょこちょこと じくさいさんに さきまわりして...
五十公野清一 「一休さん」
...ひとりの こどもが ちょこちょこと めの まえに でてきました...
五十公野清一 「一休さん」
...その暗がりの中から突然小さな女中がちょこちょこと足音を立てずに出て来たので...
梅崎春生 「風宴」
...栗鼠のようにちょこちょこととびまわって...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ポケット小僧はさとられないように気をつけながら、ちょこちょこと、そのあとをつけていきます...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...小桶(こおけ)に玉網(たも)を持ち添えてちょこちょこと店へやって来て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ちょこちょこと下駄の音をさして来たものがあった...
田中貢太郎 「春心」
...源吉は後からちょこちょこと歩いた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...ちょこちょこと小走りに急いで...
谷譲次 「踊る地平線」
...背も曲げて足取りもおぼつかない感じにちょこちょこと歩いていたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...ちょこちょこと走って行った...
徳田秋声 「足迹」
...お酒の通いもちょこちょこというやつがばかに気に入ったねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一寸弱くなった隙にちょこちょこと動いて...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...ちょこちょこといって箏の前へ坐ったのだった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...世間の婦人たちは今までの習慣として極く手軽な惣菜(そうざい)料理をちょこちょこと拵(こしら)える癖がありますから上等の家庭料理を長くかかって拵えると申すと...
村井弦斎 「食道楽」
...かれは腹這いになってちょこちょこと三〇枚ばかりの原稿を一晩で書き上げて...
山之口貘 「酒友列伝」
...ちょこちょこと通って行った...
吉川英治 「親鸞」
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