...彼が小馬のようにちょこちょこと...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...小さい身体をちょこちょことのりだしできて...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...わたしの窓の前の薪の山の頂上の一本までちょこちょこはせのぼり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ねえ」扉(ドア)が開(あ)いて小さな婆さんがちょこちょこと入って来た...
田中貢太郎 「蟇の血」
...源吉は後からちょこちょこと歩いた...
田中貢太郎 「放生津物語」
...そのあとに女らしい影がちょこちょこついて来た...
田山花袋 「田舎教師」
...フィールスちょこちょこと後にしたがう)アーニャ これで安心だわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...ちょこちょこと走って行った...
徳田秋声 「足迹」
...ちょこちょこと動く自分の姿の下劣な浅ましさを考えただけで...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ちょこちょこ動き回っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...君は、そうして、ちょこちょこと、どこから来てどこへ急ぐのだ」「松代(まつしろ)からやって来たが、これから上方(かみがた)へ上るのだ」「吾々はまた、この同勢で浅間の温泉へ行こうというのだ、君も附合わないか」「そうしてはおられぬ」といって、この男はさっさと行き過ぎてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちょこちょこと鼓楼の下から小走りして...
中里介山 「大菩薩峠」
...またちょこちょこと歩き...
山本周五郎 「年の瀬の音」
...ちょこちょこと銚子を持って神楽師たちの前にかしこまり...
吉川英治 「江戸三国志」
...ちょこちょこと、庫(くら)のなかへはいった竹童は、れいの松明(たいまつ)に、火をつけて、まン中におき、藁縄(わらなわ)の綱火(つなび)が火をさそうとともに、このなかの煙硝箱(えんしょうばこ)が、いちじに爆発するようにしかけた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「怯(お)じたかよッ! 武蔵っ」ちょこちょこと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼は、件(くだん)の鷓鴣が、刈りたての秣(まぐさ)の間で、ちょこちょこ、餌を拾っているのを見つけた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...四方森閑と締め廻してあるのでてっきり留守と思い諦めているとたまたま戸口があいて一人の老婆がちょこちょこと出て来て直ぐまた引っ込んだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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