...惆悵(ちゅうちょう)と独(ひと)り帰って来ました...
芥川龍之介 「秋山図」
...岩燕や雷鳥でも躊躇(ちゅうちょ)するだろう...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...やや躊躇(ちゅうちょ)している風だったが...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...この上は躊躇(ちゅうちょ)している場合ではない...
海野十三 「蠅」
...たとえ間諜(スパイ)でも今殺すのは惜しいものだと躊躇(ちゅうちょ)しているのだよ...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...「盃を持ってらっしゃい」「――あまり飲めないんだけど」躊躇(ちゅうちょ)が来たのか...
高見順 「如何なる星の下に」
...相談を躊躇(ちゅうちょ)しました...
太宰治 「新ハムレット」
...躊躇(ちゅうちょ)したが...
徳田秋声 「縮図」
...クリストフは承諾するのに躊躇(ちゅうちょ)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かくて二人は躊躇(ちゅうちょ)した……幾何(いくばく)の間かを……幾分間かを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフはなお躊躇(ちゅうちょ)していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お松はこの返事に躊躇(ちゅうちょ)しましたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...小栗上野をその名で呼ぶには躊躇(ちゅうちょ)しないわけにはゆかないはずです...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして万一金銭上の関係で退院を躊躇(ちゅうちょ)するようすが見えたら...
夏目漱石 「行人」
...はて! 女もさすがに躊躇(ちゅうちょ)した...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...躊躇(ちゅうちょ)した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...わたくしも危険を冒しているのですから」レスブリッジは躊躇(ちゅうちょ)しなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...自分へことさら好意を持たない弘徽殿の女御の一族に恋人を求めようと働きかけることは世間体(せけんてい)のよろしくないことであろうとも躊躇(ちゅうちょ)されて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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