...中音(ちゅうおん)で静かに法華経を誦(ず)しはじめた...
芥川龍之介 「道祖問答」
...とちゅうでくさりゃおしまいだ」「あほうだよ...
海野十三 「恐竜島」
...いくら話にむちゅうになっていても...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...今この職務(しょくむ)に忠実(ちゅうじつ)な教育家(きょういくか)のこわばった手の動きにつれて...
ソログーブ・フョードル 米川正夫訳 「身体検査」
...南朝の元中(げんちゅう)九年...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...下降用の梯子(はしご)が底の泥中(でいちゅう)に三尺も没することは珍しくなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...プレヴォーのは滞在ちゅうの女客(おんなきゃく)にあてたなまめかしい男の文(ふみ)だから...
夏目漱石 「手紙」
...しょっちゅう電話で馬の名前を言ってたよ」「すごい監督だったんだよね」少年は言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...玉座の左右に中宮(ちゅうぐう)と皇太子の御見物の室が設けられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そわそわと心も宙(ちゅう)にあるように昂奮していた...
室生犀星 「幼年時代」
...吉岡どのは近日ちゅうに出府される予定だから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...越中褌(えっちゅうふんどし)の紐(ひも)が切れたみたいな人間になってしまった...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...いよいよ中原(ちゅうげん)へ羽翼(うよく)を伸張しきたらんとする由...
吉川英治 「三国志」
...衆人稠坐(ちゅうざ)の中で...
吉川英治 「三国志」
...むちゅうになって手を合わせている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...だのに……と思ってよくよく宙(ちゅう)と大地の品(しな)とを見くらべてみると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...あしたの料理の支度やら倉の中の器物(うつわもの)などを出させておけ」次の日は仲秋節(ちゅうしゅうせつ)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...角中(かくちゅう)の亭主は...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
便利!手書き漢字入力検索