...これでも自分らは宵越しの金は持たぬちゃきちゃきの江戸ッ子で...
岩野泡鳴 「猫八」
...ちゃきちゃきの手腕を謳(うた)われている人物だった...
海野十三 「共軛回転弾」
...ちゃきちゃきの秋の小伜である...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...▼上野の動物園にいって見ると(今は知らぬが)前には虎の檻(おり)の前などに来るともの珍らし気に江戸児のちゃきちゃきなどが立留って見て鼻をつまみながら...
高浜虚子 「子規居士と余」
...江戸ッ児(こ)のちゃきちゃきという柄...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...学校出のちゃきちゃきですから気の利いたもんや...
徳田秋声 「挿話」
...郷党(きょうとう)のちゃきちゃきです...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ちゃきちゃきのペテルブルグっ兒でさあ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...これもやはりちゃきちゃきのペテルブルグっ兒でしたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あなたのようなちゃきちゃきのパリっ児(こ)で自由主義の紳士が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...昔の通人風来山人(ふうらいさんじん)平賀源内といえば忽ちちゃきちゃきの江戸ッ子と心得るだろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちゃきちゃきと鋏を鳴らし始めた...
夏目漱石 「夢十夜」
...鋏の音がちゃきちゃきする...
夏目漱石 「夢十夜」
...どうして近代人のちゃきちゃき...
平林初之輔 「甲賀三郎『琥珀のパイプ』序」
...江戸子のちゃきちゃきだ...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...「大学出の若いちゃきちゃきの巡査を理詰めで降参させた」というので...
山本周五郎 「青べか物語」
...ちゃきちゃきな江戸ッ児だからな...
吉川英治 「松のや露八」
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