...ちっとやそっとの傷はあっても...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...ちっとやそっとの力(ちから)でくずれるものではありません...
高山毅 「福沢諭吉」
...ちっとやそっとの不都合があっても...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もうちっとやそっとの風雨が来ても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...何しろちっとやそっとの道のりではなかったから...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それもちっとやそっと高いところから落ちたんじゃねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちっとやそっとの金では埋合せがつかない」「たとえ打壊しに逢ったからと言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちっとやそっとの祟りはあるだろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほんとうをいえばちっとやそっとではない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...ナースチャが畑のそとの雑草の根の間へちっとやそっと鍬目を入れたって...
「赤い貨車」
...なかなかちっとやそっとで参らなそうな様子です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちっとやそっとの巧者(こうしゃ)ではまねられるものでない...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ちっとやそっとでは承知ができず...
柳田国男 「山の人生」
...ちっとやそっとできれいにはならねえもんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...恨みもちっとやそっとじゃないでしょうからね...
山本周五郎 「さぶ」
...ちっとやそっとで出られやあしねえから...
山本周五郎 「さぶ」
...しかもその数はちっとやそっとではあるまいと思われる...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ちっとやそっと世間に妬(や)かれたって仕方がねえや」「そうだよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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