...だからちっとばかしだけれど...
泉鏡花 「婦系図」
...ちっとばかし言って聞かせることがあるんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...彼女はほんのちっとばかし箸(はし)をつけただけであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ちっとばかしちがうの」「何を――手前なんぞ...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...ちっとばかしちがうんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...ちっとばかし、ちがってるってのは、それだけじゃあねえ...
直木三十五 「南国太平記」
...ちっとばかし眉つばものだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あの野郎、ちっとばかし、威してやると、すっ飛んで行きやがった」雪之丞は、べらべらと立て続けに喋舌(しゃべ)りつづける、この吉原かぶりの、小粋な姿を、不思議そうに見つめるばかりだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あたしはちっとばかし考えたいことがあるんだから――」婆やを追いやって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今度はちっとばかし口惜しいわけだね?」「何がで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかしだらしがねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかしぐれはまな目になって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「そうか、そうすりゃあ、これからおいらも、緩(ゆっく)り飲めるというものだが、しかし、その留守に、おまはんに悪あがきをされると、ちっとばかし、困るからなあ」「悪あがきをするッて、あたしが逃げ出しでもするというのかえ?」お初は、おかしそうに笑った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それで、ちっとばかし、お願いが出来たわけなの」言葉つきも、親しみが加わり、遠慮が無くなった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかし凄いねえ――ふん...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかし思いあがりようが過ぎやしないか? そんなら言ってやろう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...この肉がちっとばかしほしいもんだから...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「うまい商売」
...みんなちっとばかしほしがってやがる...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「うまい商売」
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