...燕も何かたいへんよい事をしたように思っていそいそと王子のお肩にもどって来て今日(きょう)の始末をちくいち言上(ごんじょう)におよびました...
有島武郎 「燕と王子」
...逐一(ちくいち)その身請けの話というのを兵馬に向って物語りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...房州で駒井甚三郎の厄介になっていたことを逐一(ちくいち)物語ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...はからずこの壁書を逐一(ちくいち)読み破って...
中里介山 「大菩薩峠」
...逐一(ちくいち)話してしまったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...三成が逐一(ちくいち)...
中里介山 「大菩薩峠」
...逐一(ちくいち)ここで話したがよいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...忍踊りの声を逐一(ちくいち)...
中里介山 「大菩薩峠」
...とどのつまり事情を逐一(ちくいち)打ち明けて御母さんに相談した...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...すると自然の勢いが彼女にそれを逐一(ちくいち)叔父に話してしまえと命令した...
夏目漱石 「明暗」
...遠くの方から平次の調べを逐一(ちくいち)見て取った上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼らから聴き出した知識を逐一(ちくいち)もっとも敏速に通牒(つうちょう)せよ――そして...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...逐一(ちくいち)のことを...
吉川英治 「黒田如水」
...介」「逐一(ちくいち)申しあげたことに...
吉川英治 「私本太平記」
...逐一(ちくいち)...
吉川英治 「新書太閤記」
...逐一(ちくいち)を打明けて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...逐一(ちくいち)諄々(じゅんじゅん)とはなしてゆき...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すでにして逐一(ちくいち)口を開きしに...
吉田松陰 「留魂録」
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