...もうよせ! 馬鹿が甘ったれてだらだら書いた日記など...
太宰治 「正義と微笑」
...僕は汗をだらだら流して天丼をたべた...
太宰治 「正義と微笑」
...だらだらと涙を流すばかりで...
太宰治 「鉄面皮」
...だらだらの坂を半丁ほど登り...
太宰治 「貪婪禍」
...それがだらだらとおりて土橋(どばし)を渡り...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...樫(かし)の大樹に連なっている小径(こみち)――その向こうをだらだらと下った丘陵(おか)の蔭(かげ)の一軒家...
田山花袋 「少女病」
...芳一は入禅の姿勢でそこに坐っているのを住職は認めた――傷からはなお血をだらだら流して...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...だらだらな坂道がつきるへんに...
徳永直 「白い道」
...手元が狂って膝にだらだらとこぼれた...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...やむを得ずだらだら...
夏目漱石 「坑夫」
...それを爪先(つまさき)上がりにだらだらと上がると...
夏目漱石 「三四郎」
...やがて右へ切れて堤のようなものをだらだらと下りる心持がしたが...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...同時に味噌汁は容赦なくだらだらと胸のあたりへこぼれだす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だらだらと愚にもつかぬ事をノートに書きながら自分で泣いているのだからいやらしくなって来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...松村氏は文章が牛の小便のようにだらだら長いとか何とかいってこれに非を打つという風で...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...だらだらと上りになって...
松本泰 「秘められたる挿話」
...だらだらと濁つた液体が手を滴たり伝つた...
村山槐多 「悪魔の舌」
...ぐずぐず・だらだらした・張りのない・言葉である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
便利!手書き漢字入力検索