...まだ結髪をしてだらしのない風をしているところがあるのは...
伊波普猷 「私の子供時分」
...母はだらしのないほど彼を尊敬していた...
太宰治 「猿面冠者」
...母はだらしのないほど彼を尊敬してゐた...
太宰治 「猿面冠者」
...だらしのない無智な薄汚い姿に見えるだらうが...
太宰治 「津軽」
...だらしのない生活...
徳田秋声 「爛」
...『だらしのない酔っ払いの面(つら)だ』と言っておる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だらしのない田舎娘や兵隊の女房たちのすることで...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...そのままに掴ませておいて(だらしのない女)と...
直木三十五 「南国太平記」
...だらしのない恰好(かっこう)をして寝そべって...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵部の娘のようにだらしのない空想家とも違い...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな生ぬるい、だらしのない、歯切れの悪い絶叫は、いかに九死一生の場合とはいえ、人はむしろ助けに行く気にならないで、ザマあ見やがれ――と蹴(け)くり返したくなるほどの生温(なまぬる)い、だらしのないものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...だらしのない飲み仲間が得て出来るものであるが...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...だらしのない顔をするな...
森本薫 「華々しき一族」
...だらしのない恰好をしている女なんぞ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...「こんな処にいやあがったのか」「いやあがったのか」と三島がだらしのない舌つきで云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...案外だらしのないそそっかし屋だ...
夢野久作 「暗黒公使」
...だらしのない恰好は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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