...元来私は談話中に駄洒落(だじゃれ)を混ぜるのが大嫌いである...
内田魯庵 「温情の裕かな夏目さん」
...何時(いつ)でも晴れやかな顔をして駄洒落(だじゃれ)をいってる内面には人の知らない苦労が絶えなかったそうだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...四方太の駄洒落(だじゃれ)を攻撃している所は小生は駄洒落とは認めない...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...下手な駄洒落(だじゃれ)みたいな事になってしまっては...
太宰治 「人間失格」
...荻生さんの軽い駄洒落(だじゃれ)もおりおりは交った...
田山花袋 「田舎教師」
...マーキューシオーはそれをわざと“And what two?”の意味(いみ)に取(と)りて例(れい)の駄洒落(だじゃれ)のキッカケとする...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...地口(じぐち)や駄洒落(だじゃれ)は床屋以下に流通している時代ではあるまいか...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...フランス語やドイツ語の駄洒落(だじゃれ)を交えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...駄洒落(だじゃれ)だと笑うのはまちがいである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ビルビルビルと一杯いただきやしょう」物にならない駄洒落(だじゃれ)を飛ばしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...だじゃれともつかぬ妙な文句は...
中谷宇吉郎 「貝鍋の歌」
...この外の歌とても大同小異にて駄洒落(だじゃれ)か理窟ツぽい者のみに有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...このほかの歌とても大同小異にて駄洒落(だじゃれ)か理屈ッぽいもののみに有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...駄洒落(だじゃれ)また駄洒落...
正岡子規 「古池の句の弁」
...どこまでも駄洒落(だじゃれ)と警句との連発でなければならぬと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...つまらない駄洒落(だじゃれ)や...
夢野久作 「少女地獄」
...もう湯気の中に洒落本(しゃれぼん)のだじゃれをまる呑みにしているような...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...腫物(できもの)でござったか」「できものに閉(と)じ蓋(ぶた)」「頭かくして尻かくさず」「論より証拠」「犬も歩けば――」などと駄洒落(だじゃれ)をいって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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