...一体何んの囈言(たわごと)をいおうとするのだと...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...そんな気違いのたわごとは...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...なんたるたわごと……子も子なれば親も親……人のおもわくもいかが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...「真理の中心」がどうのこうのという譫語(たわごと)で事態を矯正しようとするものであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...全く歴史的な又政治的な反動分子のたわごとに過ぎない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...だれの戯言(たわごと)ぞ! クリストフが見たフランス人は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...老眼の見損いとは身知らずのたわごと」分ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...金助のたわごとに対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...紅霓(こうげい)を吹いては囈語(たわごと)を吐いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...正気か囈言(たわごと)かの境がいよいよ怪しいものになってくる...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄妹としていつまでも愛して頂戴などという類(たぐい)のたわごとが...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...みみずのたわごとが面白いと云っていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...たかが魚拾いの下司どものたわごと...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...もう一度そこで申してみろ」「はずみに申した下司(げす)の痴言(たわごと)...
久生十蘭 「鈴木主水」
...こんな妄語(たわごと)から...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...だがこのたわごとも試練に遭ったら一変する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...寝言また白痴のごとき譫語(たわごと)のみ...
南方熊楠 「十二支考」
...勝手気ままな囈言(たわごと)を投げあっているこれらの男共は...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??