...この狂人の突飛千万なたわごとを相手にしなかった...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...このようなあさましい不潔なたわごとをわめかせるに到らしめた責任の大半は彼女に在るのは明らかである...
太宰治 「女神」
...「真理の中心」がどうのこうのという譫語(たわごと)で事態を矯正しようとするものであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...全く歴史的な又政治的な反動分子のたわごとに過ぎない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それでもこのたわごとのようなことばの中から...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...急にたわごとをやめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぬけ殻のようなものさ……この辺まで道庵にたわごとを述べさせていた聴衆も...
中里介山 「大菩薩峠」
...芋虫(いもむし)のたわごとという本を書いたんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムニャ」やはり同一のたわごとを繰返して...
中里介山 「大菩薩峠」
...下級戯作者(げさくしゃ)のたわごとを受売りするように安っぽい通(つう)がりで給仕を催促する...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばしたわごとしてやがてねむりこけた!15綺羅星(きらぼし)の空高くいる牛――金牛星...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...兄妹としていつまでも愛して頂戴などという類(たぐい)のたわごとが...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...「さてさてその方は矛盾の譫言(たわごと)を申す奴かな...
穂積陳重 「法窓夜話」
...だがこのたわごとも試練に遭ったら一変する...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...だれがさようなたわごとを信(しん)じようか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...果しもない譫言(たわごと)まで問わっしゃる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...夢でも見てきたような囈言(たわごと)...
吉川英治 「親鸞」
...勝手気ままな囈言(たわごと)を投げあっているこれらの男共は...
吉川英治 「平の将門」
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