...このようなあさましい不潔なたわごとをわめかせるに到らしめた責任の大半は彼女に在るのは明らかである...
太宰治 「女神」
...足が利かなくなるか」老人の話はたわごとに近いものであった...
田中貢太郎 「春心」
...私は――たわごとそらごと...
種田山頭火 「一草庵日記」
...今から百年前にこの書を読んだ人にはおそらく無意味な囈語(たわごと)のように思われたであろうと思うような章句で...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...それでもこのたわごとのようなことばの中から...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「たわごとを申すな」と情け容赦もなく捕方は...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞捨てのならないたわごと...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムニャ」やはり同一のたわごとを繰返して...
中里介山 「大菩薩峠」
...……酔ったまぎれのたわごとと取れないこともないが...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ジェシはそんなたわごとを無視して...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そんなたわごとは我慢ならん...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...キミの言う父権はたわごとだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ちょっと聞くと誠に出任せな譫語(たわごと)のようだが実は支那に古来虎多く...
南方熊楠 「十二支考」
...私は先生のあの地摺り青眼を破ったあざやかな御神技を見ていたものに過ぎません」「地摺り青眼? おぬしもそんな囈言(たわごと)をいうか...
吉川英治 「剣の四君子」
...あたかも痴児の囈言(たわごと)のように...
吉川英治 「三国志」
...果しもない譫言(たわごと)まで問わっしゃる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...法(のり)の華(はな)が咲くであろうよ」「まだ囈言(たわごと)を吐いていやがる...
吉川英治 「親鸞」
...みんなてめえと似たようなたわごとをいってるものなのさ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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