...炙(あぶ)り串廻(くしまわ)しがからからとたゆみなく鳴り...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...作者のたゆみない行迹見聞のあとが...
心猿 「荷風翁の發句」
...*詩集『四の緒琴』に序す*藝のゆるされ立樂(たちがく)の節(ふし)はたゆみぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...この目的のためにほとんど生涯にわたるたゆみない集中を必要とする...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...住吉(すみよし)を移奉(うつしまつ)る佃島(つくだじま)も岸の姫松の少(すくな)きに反橋(そりばし)のたゆみをかしからず宰府(さいふ)は崇(あが)め奉(たてまつ)る名のみにして染川(そめかわ)の色に合羽(かっぱ)ほしわたし思河(おもいかわ)のよるべに芥(あくた)を埋(うず)む...
永井荷風 「日和下駄」
...鈍色(にびいろ)の懶怠(たゆみ)の裡(うち)に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...たちまちに懶怠(たゆみ)の酒は子供の脳にのぼりくる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...寸の間のたゆみなしに靜かなる時もなく...
一葉 「暗夜」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...而もたゆみなく努力してゆくことにある愉しさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たゆみなく絡り合って生きているそういう姿を描き出したい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それとたゆみない努力...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...咎(とが)むなよ忍びにしぼる手もたゆみ今日あらはるる袖(そで)のしづくをなどと手紙はなれなれしく書いてあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一体人間のしている事は兎角たゆみ勝ちになる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...官長の善き働き手を得たりと奬(はげ)ますが喜ばしさにたゆみなく勤めし時まで...
森鴎外 「舞姫」
...たゆみなく良心的な瞑想をつづけられるまでに向上遊ばされたあの尊厳なかたがたについては触れない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――藤房、季房も、三日までは、口中の食(じき)も断ちければ、足たゆみ、身疲れて、今は、いかなる目に逢ふとも、逃げぬべき心地もせざりければ……...
吉川英治 「私本太平記」
...田弓(たゆみ)の方(かた)といって...
吉川英治 「親鸞」
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