...自(おのづか)らため息がもれたと申す...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...ほっとため息をついて...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...なるほど」テッド隊長は思わずため息をつく...
海野十三 「怪星ガン」
...羽田空港から月世界探検隊が十台のロケット艇(てい)に乗って出発することになっています」正吉は大きなため息をついてひとりごとをいった...
海野十三 「三十年後の東京」
...絶望のため息をついた...
海野十三 「太平洋魔城」
...大きなため息をつくのでした...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...どうすりゃいいんだ?」青ざめておろおろした主人はため息をついて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...(ため息をついて)まったくだよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...」ジャヴェルは胸の底からため息をもらした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...女はため息をもらした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...なんともつかぬ深いため息をつく...
久生十蘭 「キャラコさん」
...なんにも知らずに、可愛い眼をぱちくりさせている赤ン坊を眺めては、夫婦顔見あわせ、来る日ごとに、ため息をついた...
火野葦平 「花と龍」
...無意識にため息をついた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...この上着もそうじゃねえか」アイダが感謝のため息をついて言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...だからそれほど浪費はしてないだろ」レディ・ダッシュウッドが大きくため息をついた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...けれどゼルビノのため息はけっしてほんとうにあきらめたため息ではなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...シグナルとシグナレスとはほっとまたため息(いき)をついてお互(たが)いに顔を見合わせました...
宮沢賢治 「シグナルとシグナレス」
...そうして何事も考えられぬ苦しさのため息をホッと吐(つ)いた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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