...河岸のあちこちにそば立つ断崖(だんがい)のいただきの木立のあたりにためらい...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...私はためらいもなく飛び込んで頼み込み...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...いささかのためらいもなくさまよい歩いて...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...やがてためらいがちに)わたしはね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...たとえば女が男から心底ひどい目に遭わされたのならためらいなどしようもなく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...商人はためらいながら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ためらい無く永遠かつ無限の神罰を宣告するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ためらいながらも彼の認めたところによれば...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...「本官もちょっとためらいますね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...利用することに何のためらいもなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...あっちのインドなら何のためらいもなくキミを絞め殺せたろうに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...ごくほのかに時々ものを言う様子に、死んだ恋人の病気の初期のころのことが思われるのもよい兆候でないと薫は非常に悲しくなり、心が真暗(まっくら)になり、すぐにもものが言われず、ためらいながら、話を続けた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...徐(しずか)にためらいつつ部屋の内に進み...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...彼のためらいと沈黙とを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どうかお一人でいっておくんなさい」松次郎はちょっとためらい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...軒先からためらい流れて来る長い長い昼さがりの片明りの中に...
夢野久作 「塵」
...いかにとはいえ……というおためらいか...
吉川英治 「私本太平記」
...何のためらいもなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
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