...その男が一足一足と踏み出す毎にためらいながら...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...何らの躊躇(ためらい)をも感じていたわけではなかったが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...女中のお里もさすがにためらいの色を見せております...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...さすがに幾久雄はためらいましたが...
野村胡堂 「天才兄妹」
...」秋ちゃんは何のためらいもなく...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...Kはためらいをきっぱり捨て去るために...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...普通ためらいなしにそれらを拒絶する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...新しい仮説を受け入れる際の慎重なためらいは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...少しもえり好みやためらいなく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ためらい無く永遠かつ無限の神罰を宣告するのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...私のためらいがちな視線はいくどもその上で空滑(からすべ)りをしそうになった...
堀辰雄 「美しい村」
...話す時が来ればためらいません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...老婦人と呼ぶことにためらいがあるようですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...しかも彼なおためらいければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...代りの者がおりてゆくだ」私がためらいながら訊くと...
山本周五郎 「青べか物語」
...どうかお一人でいっておくんなさい」松次郎はちょっとためらい...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それまでのためらいを破って...
吉川英治 「私本太平記」
...ふとためらいを抱いたのか...
吉川英治 「私本太平記」
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