...遠藤はとうとうたまり兼ねて...
芥川龍之介 「アグニの神」
...ほんとうに嬉しくてたまりませんわ...
芥川龍之介 「三つの宝」
...漁夫たちの群れもお内儀(かみ)さんたちのかたまりも...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...蜂のかたまりは枝から離すときに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...何条(なんじょう)たまりましょう...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...警察で禁止方針をとつてゐるのださうですがなかなかあらたまりません...
江南文三 「佐渡が島から」
...一かたまりの黒い人影は飛ぶように近づいて来る...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...又秘密のかたまりの様にも見える...
高村光太郎 「人の首」
...一年生のかたまりだけは...
壺井栄 「二十四の瞳」
...おのおの心に不快の塊(かたまり)をいだいて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...楽しみで楽しみでたまりませんでした...
夢野久作 「ルルとミミ」
...彼は夜の明けるのが待遠でたまりません...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...其(その)落(おち)ついた雪(ゆき)を突(つ)き扛(あ)げて何處(どこ)の屋根(やね)でも白(しろ)い大(おほ)きな塊(かたまり)のやうに見(み)えた...
長塚節 「土」
...一かたまりの火の玉となって...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...泥のかたまりを投げつけて...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...二階へ行くに通らなければならないので三人は一かたまりになって皆の座って居る傍を通った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...全体なら牛乳を平たい皿へ入れて一晩ばかりおいて上の凝結(かたまり)を取るのだが...
村井弦斎 「食道楽」
...これが蛋白質(たんぱくしつ)の凝結(かたまり)で上等の醤油ほど多く出来るのです...
村井弦斎 「食道楽」
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