...特に夜寢てから床に這込まれてはたまらないと思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...ねむくてたまらないのだった...
海野十三 「怪星ガン」
...呼びかけられた一寸法師の槌野君は、彼の癖でパッと赤面して、広いおでこの下から、上眼使いに一座をキョロキョロ見廻して、居たたまらない、様子をした...
江戸川乱歩 「悪霊」
...たまらないいい音がするのだから...
夢野久作 「ルルとミミ」
...たまらないほどの愚昧(ぐまい)さで音楽のことを語っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼のような弱い者にとってはたまらない重荷であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...道庵の翼が日本中へ伸びてしまった日にはたまらないと...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の身体をさえ拘束されるようなことになってはたまらないことの理義を...
中里介山 「大菩薩峠」
...歯痒(はがゆ)くってたまらない」その時...
中里介山 「大菩薩峠」
...こう着つづけではたまらない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――私は新聞や音楽雑誌の批評が心配でたまらないんだけれど」愛子はさすがに娘らしく...
野村胡堂 「九つの鍵」
...嬉しくて嬉しくてたまらない様子です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の有様が面白くてたまらないようでした...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...地域の噂を言いたくてたまらない男がいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...フト……たまらないほど心配なことを思い出したので...
夢野久作 「継子」
...頭のシンは睡(ね)むくてたまらないのに...
夢野久作 「笑う唖女」
...荒れ出されてはたまらないような気がする...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...粗野はたまらないが...
吉川英治 「随筆 新平家」
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