...ハタと夫人の賜物(たまもの)を落して...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...「おんたまものの光は身に添い...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...それは皆王妃の賜物(たまもの)であった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「織成」
...ひとえにこの僕という人間一個の努力の賜物(たまもの)なんだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...二百年の太平は徳川幕府の賜物(たまもの)なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...今度の戦争に勝ったのは教育家の賜物(たまもの)であるなどと褒(ほ)められるけれども果してそうであろうか...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...幾十代の注意と修養とよき結婚の賜物(たまもの)であることは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...根岸の里住居のたまものだった...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...近郊各部落の方々の熱意の賜(たまもの)でありまして...
火野葦平 「花と龍」
...三百二十四回というような長期間にわたったのもそういう読者の激励と支援のたまものであった...
火野葦平 「花と龍」
...吾々(われわれ)共は丁度(ちょうど)都合の宜(い)い時代に生れて祖先の賜(たまもの)を唯(ただ)貰うたようなものに違いはないが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あの講談通のお客の賜(たまもの)といよ/\心から感泣して...
正岡容 「落語家温泉録」
...そなたの美くしさは天のたまもの――人間の絵描きの腕ではこれ以上写しがたいのも道理だ」「呉羽之介どの...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...行状の書する所は阿部正寧(まさやす)の初度の賜(たまもの)で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...どうしてそれが藝術家たちのあの感興の賜物(たまもの)であり得よう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一切私なき友情の賜物(たまもの)でないものはなく...
柳宗悦 「四十年の回想」
...誰のたまものとも考えることはなかったのだった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...みなわれわれが敵国と戦っている賜物(たまもの)だぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
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