...全(まった)くこの難有(ありがた)い神社(じんじゃ)参拝(さんぱい)の賜(たまもの)でございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...われは漸くにして媼の賜(たまもの)を見ることを得き...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...たまもの也...
太宰治 「HUMAN LOST」
...地理的事情その他の環境の賜(たまもの)が大きい...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...私が今日あるのはこの見識ある発案の賜(たまもの)である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...今は紳商とて世に知られたるかの山木ごときもこの賜物(たまもの)を頂戴(ちょうだい)して痛み入りしこともたびたびなりけるが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...まして神的なものからの齎(たまもの)でもない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...これは偏(ひとえ)に鰥居(かんきょ)の賜(たまもの)だといわなければならない...
永井荷風 「西瓜」
...孟子(もうし)のいわゆる「夜気(やき)」は暗黒の賜(たまもの)である...
新渡戸稲造 「自警録」
...幾十代の注意と修養とよき結婚の賜物(たまもの)であることは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...我等女性が忘れてならないこの后からの賜物(たまもの)は...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...米船の勝利はすべて速力の賜(たまもの)だった...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...強い自己規制のたまものだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...好い空気の賜(たまもの)である...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...最も甘美な・そしてはなはだ手近な・自然の賜(たまもの)である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の地名研究は実は神保博士の激励の賜(たまもの)と言ってもよかった...
柳田國男 「地名の研究」
...天の賜(たまもの)と...
吉川英治 「三国志」
...書く前に地理を踏んだ天恵(てんけい)の賜物(たまもの)だと思った...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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