...たましいは*ヤコブのはしごを見ることはないのか...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...けたたましい音を立てた...
石川啄木 「雲は天才である」
...聴きいっているうちにだんだん自分のたましいがぬけ出していくような不安さえ湧いて来るのであった...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...けたたましい悲鳴が聞えて来た...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...けたたましい叫び声がすぐ身ぢかで起った...
太宰治 「猿ヶ島」
...たしかに支那のいたましい先駆者のひとりであったと言えるのではあるまいか...
太宰治 「惜別」
...たましいを奥歯に噛みしめて味わう場合だからだ――というんで...
谷譲次 「踊る地平線」
...いたましい悲哀(ひあひ)の感應(かんおう)!氣(き)の毒(どく)な境遇(きゃうぐう)!乳母 こちのも其通(そのとほ)りに平伏(へたば)って...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...誰かあなたの真面目な而(そう)して勇敢な霊魂(たましい)を尊敬せぬ者がありましょう乎...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わたしの魂(たましい)の奥(おく)に...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...いたましい思いに眼を伏せていた...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...シゴイさんも満寿子さんもさぞたましいの顔をしかめることだろう...
久生十蘭 「だいこん」
...たましいはメフィストフェレスだね...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...かすみを かむった 野原から 今ひとたびの カケスの けたたましい なき声...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...その時分に筆者はこのいたましい出来事に頭を混乱させていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは恥ずかしくまたねたましいことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼のいたましい吠え声はきこえていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...あれッ……」と告げながらけたたましい声を上げてしまったのは...
吉川英治 「剣難女難」
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