...たびたび繰返しては見付かってしまう...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...水脈(すいみゃく)のゆるやかに曲がるたびに...
田山花袋 「田舎教師」
...客間の演奏をたびたび頼まれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いくたびか信仰上の懷疑におちいり...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...三たび使者をやって三成に反省を促したものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十日めにふたたび眼を覚ました坐忘先生は前に坐(すわ)っている悟浄を見て言った...
中島敦 「悟浄出世」
...勘兵衛の足袋(たび)は両方とも底が綺麗だぜ」「あッ」「そんな事を言っていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は庭に面した座敷に這入って行くたびに...
原民喜 「夏の花」
...この報が一たび伝わるや...
穂積陳重 「法窓夜話」
...くたびれた足を引き摺りながら行く手を見た...
正岡容 「寄席」
...昔から物怪のためにたびたび大病をしてもうだめなように見えたこともおりおりあったのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ガンのむれといっしょに旅(たび)をして歩きたいからではありませんか...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...過去はふたたび現在にはならない...
山川方夫 「愛のごとく」
...やがて足を速めたが、振返るたびに、佐和の眼と彼の眼とは熱く結びついた……やがて道は下り坂になり、道之進の姿は隠れていった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...ひとたび治まるも...
吉川英治 「三国志」
...いどころを知りたい……」足をやすめるたびに嘆息(たんそく)した...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ふたたび馬にのって...
吉川英治 「新書太閤記」
...ふたたびここで蘇生して来ているからである...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
便利!手書き漢字入力検索