...ふたたび机の前に坐ろうとした時...
有島武郎 「星座」
...静子と智恵子は幾度(いくたび)か目を見合せた...
石川啄木 「鳥影」
...此度(こたび)は黄金丸肩をかすらして...
巌谷小波 「こがね丸」
...四十面相の新事業「黄金どくろ」の秘密I拘置所からふたたび通信I拘置所にとじこめられている四十面相は...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...悲しいたびに泣いていたら...
江戸川乱歩 「影男」
...その頃は故左衛門尉義盛さまのお跡を襲つてこのたびは侍別当をも兼ね...
太宰治 「右大臣実朝」
...――私がお祭客として行かないものだから待ちくたびれて――今夜こそ酒なかるべからずである...
種田山頭火 「行乞記」
...普通(ふつう)の身長(せい)になるまでには幾度(いくたび)大(おほ)きくなつたり小(ちひ)さくなつたりしたか知(し)れませんでした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...雪の中をオヴァシューズでS君の家の裏口の方から庭にまわった時にゴム底が凍った凸凹になっている雪の上を歩くたびに...
水野葉舟 「土淵村にての日記」
...可笑しい程気がくたびれるから)さて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...霞亭を説くこと三たびである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...残念だ」と度々(たびたび)繰り返して云った...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...だが一たび死が、あるいは彼ら自らの上に、あるいはその妻や子や友に、突如として、不意に、やって来てごらん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもたびたびの混乱を経た今日となっては...
柳田國男 「名字の話」
...「私もたびたびみかけたけれど...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...それで足袋(たび)が万太郎好みの紺足袋でさえなければ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ひとたびは曹丕(そうひ)の信寵もうけたが...
吉川英治 「三国志」
...――先頃からたびたび道場へ訪れて来て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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