...殆んど夢路たどる思ひである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...あるいは此処にいる兵隊と同じ運命をたどることになるのかも知れなかった...
梅崎春生 「日の果て」
...鋸山へとたどること十餘町にして...
大町桂月 「房州紀行」
...自分自身の生活をたどることが出來たやうです...
薄田泣菫 「詩集の後に」
......
種田山頭火 「草木塔」
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種田山頭火 「旅日記」
...論理の筋道をたどることもできず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ブラブラと小径をたどる...
中里介山 「大菩薩峠」
...けっして別途の径路をたどるものではないと申します...
夏目漱石 「創作家の態度」
...あるいは少なくとも規則正しく上昇の経過をたどるとかしてもらいたかったのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...親子二代がおなじように情けない経歴をたどるようになった事実だけは...
久生十蘭 「虹の橋」
...シャモニイ・モンブランの町へたどるのである...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...雪の上ならば川筋をたどることであった...
本庄陸男 「石狩川」
...わけなくゆうべの出来事のあとをたどることができた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...彼は前夜の夢路をたどるもののごとく心細く歩きたるが...
宮崎湖処子 「空屋」
...暫く暗(やみ)をたどると...
吉川英治 「江戸三国志」
...家門は世々衰微をたどるのみか...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし情けないことに自分の専攻の仕事が精一杯で博士の研究の跡をたどる余力はなかったのである...
和辻哲郎 「孔子」
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