...行く手に黒ずんで見える楡(にれ)の切り株の所まで腰から下まで雪にまみれてたどり着くと...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...いつになったら津軽の果の故郷へたどり着く事が出来るやら...
太宰治 「たずねびと」
...それからいよいよ津軽鉄道に乗りかえて生れ故郷の金木という町にたどり着くという段取りであったのですが...
太宰治 「たずねびと」
...河口村といふ文字通りの寒村にたどり着くのであるが...
太宰治 「富嶽百景」
...やっとお城にたどり着く事が出来たものの...
太宰治 「ろまん燈籠」
...わたしは樅の木へたどり着くと...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そうしてそれから一言も聞き出せないままニュー街へとたどり着く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...たどり着くより前に扉が勢いよく開き...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「唇のねじれた男」
...無事カンダハールへたどり着くと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...夜遅く家にたどり着くなりどっと床に臥して...
永井隆 「長崎の鐘」
...やつと舟舷にたどり着くと喉を鳴して凄まじい吐瀉をした...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...夜になってわたしたちがきたない宿屋(やどや)かまたは物置(ものお)き小屋(ごや)につかれきってたどり着くと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...――一軒の家の表にたどり着く...
三好十郎 「おスミの持参金」
...満身のほこりを浴びてたどり着く...
山本笑月 「明治世相百話」
...宮内府の一門にたどり着くやいな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...温泉宿にたどり着くと共にわたくしは寝床を敷いて貰つて寝た...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...フィリップの家にたどり着く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...果樹園にたどり着くまで伯父の周りを歩き回り続け...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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