...斜めにたてる石仏(いしぼとけ)は...
巌谷小波 「こがね丸」
...亂心地(みだれごゝち)の少女(をとめ)にみたてる淡紅色(ときいろ)の薔薇(ばら)の花...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...ポチがわんわんほえたてる...
海野十三 「恐竜島」
......
竹内浩三 「大正文化概論」
...あるいはメルキオル自身で人から受けた賛辞を誇張して述べたてる時...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しきりに彼をせきたてるのだった...
豊島与志雄 「立枯れ」
...彼等がうるさく鳴きたて騒ぎたてるのをじっと我慢していましたが...
豊島与志雄 「水甕」
...演劇と我(2)自分の身のまわりのことを今更繰返して述べたてるのも嫌な事だがこの生前身後は...
中里介山 「生前身後の事」
...婀娜(あだ)な姿に変じて燃える眼で彼を内から外へ誘(いざな)ひ駆(か)りたてるのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...大(おお)きな倉(くら)でもたてるつもりかや...
新美南吉 「牛をつないだ椿の木」
...ややもかも気ぜわしい渓流(せせらぎ)の音をたてる...
久生十蘭 「魔都」
...何はさて一流のお歴々がたに敬意を表するのを第一の義務だと存じましてなどと述べたてるだけであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...襟をたてると、耳の上まで埋つた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...源氏に無視されていると腹をたてるようなこともないが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「じぶんのことをよくしゃべりたてるやつじゃ...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...かれらを追いたてるようであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...殆ど座を蹴(け)たてるようにして...
山本周五郎 「半之助祝言」
...きき耳たてる如く聴き...
吉川英治 「新書太閤記」
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