...彼等は祖先からの由緒をたてに...
伊藤野枝 「転機」
...卵をたてに立てたような形をし...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...あんなおそろしいさけび声をおたてになったのでしょう...
江戸川乱歩 「大金塊」
...右手に弓を取ってお突きたてになりながら...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...大きな広い御殿(ごてん)をおたてになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
......
高見順 「死の淵より」
...丘のあがりたてに点(つ)いた街燈の燈が微(かすか)にぼんやりした光を投げている...
田中貢太郎 「白っぽい洋服」
...ずるい邑宰の申したてによって里正の役にあてられた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...お庄のところへ来たてに磯野はそんな金で...
徳田秋声 「足迹」
...二人が東京へ出たてには...
夏目漱石 「門」
...つむをおつきたてになるでしょう...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...向こうのついたてに隠れて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...輸出商だから夜の仕事はなかつたが午過ぎから店員総掛りで万端の飾りたてに尽した...
牧野信一 「熱い風」
...そしたらまんまるい顔がすこしたてに長めになり柔かみもつきよくなりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...神主の家をおたてになったというのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...宇乃は襖(ふすま)や障子のあけたてに注意しながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...公命をたてにされては...
吉川英治 「私本太平記」
...些細な勘定をたてにとり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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