例文・使い方一覧でみる「ただ酒」の意味
スポンサーリンク...われ等の生活せるローマ帝政時代の末期――精神的、霊的のものは悉（ことごと）く影を潜めて、所得顔（ところえがお）に跋扈（ばっこ）するは、ただ酒色と、荒淫と、悪徳と、劣情……若（も）し汝（なんじ）にしてその実情に接触せんか、初めて闇の魔群の、いかに戦慄すべき害毒を人間界に流し得るかを会得したであろう... 
Ｗ・Ｓ・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...酒を飲むときはただ酒のみを味わいたい...
種田山頭火 「夜長ノート」
...ただ酒だけなのか...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...ただ酒があまりよくないのを遺憾とした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ酒がねえ時でさあ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...ただ酒をのむのがいけないんだ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...ただ酒だけはよく飲むが...
豊島与志雄 「裸木」
...俺はただ酒を飲んだ...
豊島与志雄 「ヘヤーピン一本」
...私達と共にただ酒席を楽しんでくれた...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...ただ酒だけを愛してるような風でした...
豊島与志雄 「水甕」
...ただ酒がある物を己（おれ）の心から奪い去ったのだ...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...ただ酒を飲んで寝ころがるか...
山本周五郎 「青べか物語」
...「ただ酒が飲みたかっただけだ」「あの顔がね...
山本周五郎 「さぶ」
...ただ酒気と鼾声（かんせい）とが乱れた食器の方々から流れていた...
横光利一 「日輪」
...日頃の謙信は実に強壮快健であったが、ただ酒を好んだ...
吉川英治 「上杉謙信」
...ふうム？ ……」ただ酒がからんでいる風でもなく...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ酒を過してたもるな...
吉川英治 「梅※［＃「風にょう＋思」、第4水準2-92-36］の杖」
...ただ酒は舌に苦い顔つきで――「何も...
吉川英治 「宮本武蔵」
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