...ただすべてがいかにも神(かむ)さびて...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...不用意にも女を捕えてじかづけに病気の種類を聞きただす男の心の粗雑さを忌みながら...
有島武郎 「或る女」
...片襷(かただすき)で練上げた...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...おまえさんに聞きただすことがある...
海野十三 「怪星ガン」
...ただすべてを知り給う神のみの知るところならんも...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ただすたすた歩いて...
太宰治 「黄村先生言行録」
...眼ざとくそれを見つけて問ひただす...
太宰治 「お伽草紙」
...」「大江匡(おおえただす)...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ただすさまじい喧々囂々(けんけんごうごう)だけを耳にするばかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただすまないと思う心を失なわずに...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ただすこし慾をいえば...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...するとほりになつて起きて襟元をただすともとのあなたに立ち直つてゆくらしい...
室生犀星 「はるあはれ」
...青木匡(ただす)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「おまえは、何者か」と、ただすと、さらに四辺をうかがいながら、「袁紹の臣で陳震(ちんしん)と申すものです...
吉川英治 「三国志」
...なお何かと秀吉にただすことが多かった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただすこし手や足ばかりを海鼠(なまこ)のようにもがき合っているだけだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...四国屋をただす時に都合が悪い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...其方も一応取りただすによって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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