...寺院の下のほうはすでに暗い黄昏(たそがれ)につつまれている...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...たそがれたそがれなりき...
竹久夢二 「どんたく」
...黄昏(たそがれ)の頃だった...
太宰治 「眉山」
...黄昏(たそがれ)のような暗さがあった...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...その日の黄昏(たそがれ)にこの家を出て行きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ずっと黄昏(たそがれ)の色が捨て難い風光を見せているけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう黄昏時(たそがれどき)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夕焼けた黄昏(たそがれ)だつた...
林芙美子 「浮雲」
...耳から来るパリのたそがれの風景はたまらなくせいせいと快適なものであつた...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...たそがれが銀のように来た...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...八黄昏(たそがれ)に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠(かみかく)しにあうことは他(よそ)の国々と同じ...
柳田国男 「遠野物語」
...〔無題〕たそがれに似るうす明り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...三日目の黄昏(たそがれ)...
吉川英治 「剣の四君子」
...と申してやれ」路頭(ろとう)の子(こ)たそがれ...
吉川英治 「私本太平記」
...そのまに支度して黄昏(たそがれ)とともにこの寺を立とう」一行わずか五十人足らずの主従であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...黄昏(たそがれ)のあいろに紛(まぎ)れて...
吉川英治 「新書太閤記」
...あの折の黄昏(たそがれ)の庭明りや...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...(たそがれ、八坂ノ塔まで参られよ)文面は簡にして明だ...
吉川英治 「平の将門」
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