例文・使い方一覧でみる「たすき」の意味


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...看守長は宮崎が白布に豫言者と書いてたすきがけにしてゐたと言ひ『あれはほんたうの豫言者かね』と問ふのでありました...   看守長は宮崎が白布に豫言者と書いてたすきがけにしてゐたと言ひ『あれはほんたうの豫言者かね』と問ふのでありましたの読み方
石川三四郎 「浪」

...……浅葱(あさぎ)の襷(たすき)...   ……浅葱の襷の読み方
泉鏡花 「歌行燈」

...襷(たすき)かけたる腕(かいな)に染むが...   襷かけたる腕に染むがの読み方
泉鏡花 「海異記」

...仕立ておろしと思うようなメレンス友禅の品(ひん)の悪くないのに卵色の襷(たすき)を掛けてる...   仕立ておろしと思うようなメレンス友禅の品の悪くないのに卵色の襷を掛けてるの読み方
伊藤左千夫 「隣の嫁」

...姉の後に襷(たすき)を掛けた守(も)りのお松が...   姉の後に襷を掛けた守りのお松がの読み方
伊藤左千夫 「守の家」

...だれかがそれを見つけて逃げだしたすきに...   だれかがそれを見つけて逃げだしたすきにの読み方
江戸川乱歩 「青銅の魔人」

...右がわへまわったすきに...   右がわへまわったすきにの読み方
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」

...そしていいつけられたとおり、番手桶に水をくんで、広書院へもどってきたときには、すでに左近将監は死体をどこかへはこんでしまったものとみえて、もはやそこに若さまのすがたはなく、あまつさえ、大村藩城代家老ともあろう身が、袴(はかま)のももだちたかくとって、たすきをかけ、下男(げなん)のように、せっせと畳の血のり、欄間の血しぶきをふいておりました...   そしていいつけられたとおり、番手桶に水をくんで、広書院へもどってきたときには、すでに左近将監は死体をどこかへはこんでしまったものとみえて、もはやそこに若さまのすがたはなく、あまつさえ、大村藩城代家老ともあろう身が、袴のももだちたかくとって、たすきをかけ、下男のように、せっせと畳の血のり、欄間の血しぶきをふいておりましたの読み方
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」

...もう左近将監が御殿からかえるにまもないころですから、いつものように藤も玄関の式台や、あがり階段のあたりを、手ぬぐいで姐(あね)さまかぶりをして、たすきをかけて、せっせと一心にふいておりました...   もう左近将監が御殿からかえるにまもないころですから、いつものように藤も玄関の式台や、あがり階段のあたりを、手ぬぐいで姐さまかぶりをして、たすきをかけて、せっせと一心にふいておりましたの読み方
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」

...寝込んでしまったすきをねらって...   寝込んでしまったすきをねらっての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...それから扱帶(しごき)を襷(たすき)にして結(むす)んだ長(なが)い端(はし)を後(うしろ)へだらりと垂(た)れて居(ゐ)る...   それから扱帶を襷にして結んだ長い端を後へだらりと垂れて居るの読み方
長塚節 「土」

...外して持って居た赤い襷(たすき)で権次の顔をピシリと叩きました...   外して持って居た赤い襷で権次の顔をピシリと叩きましたの読み方
野村胡堂 「黄金を浴びる女」

...襷(たすき)と言つた扮裝(いでたち)の人間が...   襷と言つた扮裝の人間がの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...襷(たすき)をはずして...   襷をはずしての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...これをば結び髪に結ひかへさせて綿銘仙(めんめいせん)の半天に襷(たすき)がけの水仕業(みづしわざ)さする事いかにして忍ばるべき...   これをば結び髪に結ひかへさせて綿銘仙の半天に襷がけの水仕業さする事いかにして忍ばるべきの読み方
樋口一葉 「十三夜」

...かれらが射撃につかれたすきを見て...   かれらが射撃につかれたすきを見ての読み方
平田晋策 「昭和遊撃隊」

...だから襷(たすき)がけだの御尻(おしり)まくりだの...   だから襷がけだの御尻まくりだのの読み方
柳田国男 「木綿以前の事」

...黒絖龍文(くろぬめりゅうもん)の小袖に襷(たすき)を綾なし...   黒絖龍文の小袖に襷を綾なしの読み方
吉川英治 「剣難女難」

「たすき」の書き方・書き順

いろんなフォントで「たすき」


ランダム例文:
判別   訥言   レーコ  

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