...たしなめるように申しました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」彼女がこう彼をたしなめると...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...たしなめる樣に仰向の男を見る...
石川啄木 「漂泊」
...」義雄は秋夢が歸つた跡でお鳥をたしなめると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...弟をたしなめる一方では...
薄田泣菫 「茶話」
...幼(おさな)い子どもでもたしなめるようにいった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...茂ちゃん」お松がたまりかねてたしなめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸で炭が焼けますかい」安直兄いがたしなめると...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしなめるほどに強い言葉でもなかった...
夏目漱石 「三四郎」
...又次郎のたしなめる声の下から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次」馬場要は少し平次をたしなめる調子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たしなめるように...
久生十蘭 「あなたも私も」
...「こんなことぐらいじゃ死なないって、よく自分自身にいいきかせるためにさ」ピロちゃんが、たしなめる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...証人の一人(菓子製造人のモンターニ)がこれをたしなめる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...たしなめる心だったかもしれない...
水上滝太郎 「九月一日」
...……ねえ、おかあ様」弟を、たしなめると、万寿はこっちを見て、「なにを」矢柄(やがら)をふりかざして駈けだして来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...たしなめるような眼で――「めったな臆測を...
吉川英治 「平の将門」
...孫でもたしなめるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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