例文・使い方一覧でみる「たけのこ」の意味
スポンサーリンク...朝夕（あさゆふ）の食事をととのへすすむといへ共この筍（たけのこ）はこまりはてけるが... 
芥川龍之介 「案頭の書」
...そして筍（たけのこ）の皮を剥（は）ぐように幾枚もの紙を剥がすと真黒になった三文判がころがり出た...
有島武郎 「カインの末裔」
...鴎外は甘藷（さつまいも）と筍（たけのこ）が好物だったそうだ...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...そのくしの歯が片（かた）はしからたけのこになってゆきました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...」栖鳳氏の画（か）いた雀や筍（たけのこ）の値段を...
薄田泣菫 「茶話」
...どうもその船頭に見覚えがあるようだから竹子笠（たけのこがさ）を冠っている顔に注意した...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...庖厨の土室（どま）には年とった婢（じょちゅう）が筍（たけのこ）の皮を剥（む）いていた...
田中貢太郎 「春心」
...その一つは寒竹（かんちく）の筍（たけのこ）である...
寺田寅彦 「郷土的味覚」
...季節には珍らしい筍（たけのこ）二本持て来てくれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...またかの筍掘（たけのこほ）りが力一杯に筍を引抜くと共に両足を空様（そらざま）にして仰向（あおむき）に転倒せる図の如きは寔（まこと）に溌剌（はつらつ）たる活力発展の状を窺（うかが）ふに足る...
永井荷風 「江戸芸術論」
...筍（たけのこ）の名所だろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...饅頭笠と云うのか筍笠（たけのこがさ）というのか知らないが...
夏目漱石 「坑夫」
...ふと縁の下に筍（たけのこ）が生えてゐるのを見つけた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...たけのこがなかったな...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...筍庵（たけのこあん）先生の見立ては卒中ということで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大きな筍（たけのこ）の煮たのを一皿と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...筍笠（たけのこがさ）をかぶった...
山本周五郎 「風流太平記」
...竹鋸（たけのこぎり）がおいてあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
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