...青年夢を見てゐるやうに槍をおとして退場)楽人たち(うた)かれのおくつき築かれてすべての歴史をはるまでふたたび得がたきものを失ひしかな膝のうへに老いたる犬の首をのせ子らと友とのなかにやすき世をおくりてもあらましを(老人井戸のそばに忍び寄る)老人あの呪はしい影が私をだました石は濡れて黒いが...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「鷹の井戸(一幕)」
...断々乎一種他の力の如何ともしがたきものありて存せるならむ...
泉鏡花 「海城発電」
...同じ書の「なほ世にめでたきもの」の条下にある「正月十日...
津田左右吉 「偶言」
...我はわが名の其中より漏れざりしを見て感激の情押へがたきものありき...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...多分無事に存し居り申すべく何かの機會に世に出したきものと存じ申候...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...而も樹木多き山の手に居を卜したきものなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...御つつしみありたきものにて候...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...世(よ)に引(ひ)かるヽ心(こヽろ)も斷(た)ちたきものと...
樋口一葉 「曉月夜」
...愛顧(ひいき)は有(あり)がたきもの...
一葉女史 「大つごもり」
...譬(たと)えば道徳の説法はありがたきものなれども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...然る後に未来の極楽をも狙(ねら)いたきものと思うなり...
福沢諭吉 「教育の事」
...多くは焚料(たきもの)とするか空しく白蟻を肥やして...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ひととおり薫物(たきもの)が焚(た)きしめられたあとで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫物(たきもの)の香が風について吹き通う艶(えん)なお住居(すまい)である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少し着て柔らかになった小袖(こそで)になお薫物(たきもの)を多くしたり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...梅花の香(かおり)も御簾(みす)の中の薫物(たきもの)の香と紛らわしく漂っていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...熱心に薫香(たきもの)の香を袖(そで)につけて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...小袿(こうちぎ)を下に重ねた細長のなつかしい薫香(たきもの)のにおいの染(し)んだのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
