...その入浴した湯を竹筒に貰うてありがたがるという話を聞いたが...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...」と時間を訊きたがるものなのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...使ひ残した時間でしきりと亭主の顔の世話を焼きたがるものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...自分の生活の重要さを肯定したがる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なかなか手離したがるまい...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...今では絶えず外に出たがるようになったのを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鬼というやつは婆様に化けたがるものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかな鼻でも少しはありがたがるだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人の情事(いろごと)は輕く見たがるたちです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それにペトローヴィッチがひろげたがる大風呂敷にはいささかへきえきしていたからでもある...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...M君は頻(しき)りに足をいたがる...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...悪意のない軽蔑の眼で彼を見物したがるのだ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...自己を三人称で称んで話したがるやうな...
牧野信一 「素書」
...どうしてもあまくなりたがる...
三木清 「日記と自叙伝」
...「勝手にしゃアガレ」てクッ付けてやりてえくれえで……「左様なら」が「グルバイ」……どうしてこう毛唐はグルグル云いたがるんだか……獣(けだもの)から人間になり立てみてえで……もっとも毛唐は毛の字が付くだけに手も足も毛ムクジャラですからね...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...趙雲が馬にまたがると...
吉川英治 「三国志」
...勅とあれば理非なくありがたがる兄者なのでは情けない...
吉川英治 「私本太平記」
...頼朝を名君としたがる謹厳な一部では...
吉川英治 「源頼朝」
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