...カイは、たいらな、いく枚かのうすい氷の板を、あっちこっちからはこんできて、いろいろにそれをくみあわせて、なにかつくろうとしていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...大雷(たいらい)の後の稀有なる悲鳴を聞いた夜...
泉鏡花 「霰ふる」
...たいらな道になり...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...すっかり言ってしまいたいらしかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんなものを食べさせたいらしい...
豊島与志雄 「聖女人像」
...波は平(たいら)だった...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...また平朝臣経正殿(たいらのあそんつねまさどの)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「十津川の乱が平(たいら)いで後...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだのにそこに一種の親しみを感じずにはまたいられなかった...
夏目漱石 「行人」
...これで海だとは受け取りにくいほど平(たいら)だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...もったいらしく持っていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ただちょっとしたいらだたしさが――門番は実に...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...誰だい? あたいらが寝ているのに起こしやがって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...あとはきれいに独りでたいらげて...
山本周五郎 「青べか物語」
...休之助のほうがゆきたいらしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...相手の私から『なぜ?』と訊いて貰いたいらしかった...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...帯来(たいらい)がいった...
吉川英治 「三国志」
...平将門(たいらのまさかど)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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