例文・使い方一覧でみる「たいぼく」の意味
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石川啄木 「一握の砂」
...古槐（ふるえんじゅ）の大木（たいぼく）が棟（むね）を蔽（おお）うて茂つて居た...
泉鏡花 「雨ばけ」
...また郭太僕（かくたいぼく）がかつて自分をにらみつけたことを思いだして...
田中貢太郎 「続黄梁」
...栗の大木（たいぼく）真黒（まつくろ）に茂る辺（ほとり）に出（い）でぬ...
徳冨蘆花 「良夜」
...なんだってぼくの頼みを拒絶するんだ？ いったいぼくがやくざ者だとでもいうのかい？ ぼくの頼みをことわるには...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...大木（たいぼく）横（よこ）ざまに茂り立ち候間より広々としたる墓場見え候のみにて...
永井荷風 「榎物語」
...処々（ところ／″＼）の冬枯（ふゆが）れして立つ大木（たいぼく）の下（した）に...
永井荷風 「すみだ川」
...大木（たいぼく）の相（さう）を具（そな）へて團栗（どんぐり）が其（そ）の淺（あさ）い皿（さら）に載（の）せられるやうに成（な）れば...
長塚節 「土」
...「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに...
夏目漱石 「三四郎」
...博愛といふ大木（たいぼく）を成長させました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...世（よ）の中（なか）に稀（まれ）な大木（たいぼく）がありました...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...初心の句は独活（うど）の大木（たいぼく）の如きを貴（とうと）ぶ...
正岡子規 「俳諧大要」
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山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...かくて 厭くなきわが こころしづかに いかる大木（たいぼく）を たたくふがいなさに ふがいなさに大木をたたくのだ...
八木重吉 「秋の瞳」
...軒（のき）の下や大木（たいぼく）の蔭（かげ）に...
柳田国男 「母の手毬歌」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...途中から去った太僕（たいぼく）韓融（かんゆう）は...
吉川英治 「三国志」
...大木（たいぼく）大石（たいせき）を投げおとす音などが...
吉川英治 「神州天馬侠」
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