...柴又(しばまた)の帝釈(たいしゃく)の御影(みえい)なぞと一しょに...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...赤だの藍だの代赭(たいしゃ)だのが...
芥川龍之介 「上海游記」
...総じては上(かみ)は梵天帝釈(ぼんてんたいしゃく)...
芥川龍之介 「俊寛」
...拐帯者(かいたいしゃ)の足は薄いか...
梅崎春生 「幻化」
...やがて私達は石ころの多い代赭(たいしゃ)色の...
大阪圭吉 「死の快走船」
...ああ物質(ぶっしつ)の新陳代謝(しんちんたいしゃ)よ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...草の枯れた利根川の土手はただ一帯に代赭色(たいしゃいろ)に塗られて見えた...
田山花袋 「田舎教師」
...赤・朱・黄・うす緑・たいしゃなどの色があり...
永井隆 「この子を残して」
...上(かみ)に梵天(ぼんてん)帝釈(たいしゃく)四天王(してんのう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔(むか)し阿修羅(あしゅら)が帝釈天(たいしゃくてん)と戦って敗れたときは...
夏目漱石 「一夜」
...柴又の帝釈(たいしゃく)さまというのを聞いたことがあるか? 知らん?――知らなければ知らんでもよろしい...
本庄陸男 「石狩川」
...帝釈(たいしゃく)さまはどっちの方角に当りますかって云いだした」彼はぎょっとした...
山本周五郎 「季節のない街」
...代赭色(たいしゃいろ)の壁土と皮つきの丸太とで屋根低く建てられてあるそこの家は...
吉川英治 「銀河まつり」
...帝釈山(たいしゃくざん)の旗幟(はたのぼり)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...天下大赦(たいしゃ)の令があった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...柴又の帝釈天(たいしゃくてん)へ吟行した帰り途の昼遊びに...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...脇立(わきだ)ちの梵天(ぼんてん)・帝釈(たいしゃく)の小さい塑像(日光(にっこう)...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その口から代赭色(たいしゃいろ)の泥水を吐き出していた)こうして立ち直ろうとしていた瞬間に縁側のガラス戸が一枚残らずバタバタと外へ倒れた...
和辻哲郎 「地異印象記」
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