...聞くのもぞっとするような啼声(なきごえ)をたてて...
海野十三 「怪塔王」
...ぞっとするほどキザな事まで口走ったのであるが...
太宰治 「惜別」
...はたから見てもぞっとするほどじゃなくて? 道路といえば...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ぞっとするような感じなんだ...
豊島与志雄 「道連」
...左の腕にぞっとするようなまっかな大きな傷がついていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...思出してもぞっとするね...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...ぞっとするような陰気な絵面ばかりなので春亭もあまり絵筆を持つ気がしなかったほどであったが...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...ぞっとするようなすさまじい形相をしていた...
久生十蘭 「海難記」
...なんと云うぞっとする嬉しさが襲うだろう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ぞっとすると云ったと云うのである...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...また、夜など、炉(ろ)ばたで身(み)の毛(け)のよだつような話がでますと、きいているものは「うわあ、ぞっとする」と、よくいいます...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...すると母はぞっとするほどの力でこちらの指を掴(つか)み...
山本周五郎 「菊千代抄」
...自分でぞっとするほど怖ろしかった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...みんなの耳にぞっとするほどはっきりと聞えた...
山本周五郎 「花も刀も」
...血気の僕もいささかぞっとする...
山本笑月 「明治世相百話」
...青い火が降るとぞっとするようなことがあらあ...
吉川英治 「銀河まつり」
...魂の底までぞっとする目付きである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ぞっとするね...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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